ご挨拶
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八代英太
公益財団法人日本チャリティ協会 会長
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いよいよ芸術の秋本番の「2025パラアートTOKYO」第12回国際交流展が開催されます。
世界の多くの国々から沢山の作品が送られてきました。日本の障がい者の芸術家たちの作品が主流ですが、国際色豊かな作品の展示となって皆様の感動を呼ぶに違いありません。
審査に当たられた先生方が、悩みながらもしっかりと審査され、今回もすばらしい作品が揃いました。
私は幼いころから書道をたしなみ、色紙などへの依頼に書かせていただいておりますが、自分の作品が人に届き、人に見て頂き、感想を述べてくださると、うれしくなり、次への大いなる努力が培われ、大いなる意欲が沸いて参ります。今回のパラアート展にも、何回も挑戦し、精魂込めた作品をご応募くださった方も見られますが、作品ごとの努力の結果が息づいている思いがいたします。
多くの企業様もご支援頂くこの展示会は、皆様の作品への汗が必ず報われるようにと祈りながら、お力添えもお願い申し上げております。
暑い夏が秋を吹き飛ばすような異常な気象が続きました。絵筆と闘ってこられた皆様もお疲れの夏であったと思います。このアート展で爽やかな、いつもの芸術の秋を呼び込み、共に楽しいひと時といたしましょう。
皆様のご努力に心から感謝申し上げ、このアート展の開催にご協力、ご支援くださった皆々様に心から御礼申し上げ、ご挨拶といたします。
ありがとうございました。
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小池百合子
東京都知事
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「2025パラアートTOKYO」第12回国際交流展の開催を、お慶び申し上げます。
芸術は、国境や人種などを越えて、人々の心に感動と興奮を与えてくれます。障がいのある方々が、芸術を通じて優れた才能を開花させ、発揮できる貴重な場を創出してこられた、八代会長をはじめ公益財団法人日本チャリティ協会の皆様の御尽力に敬意を表します。
特設のバーチャルギャラリーにおいては、全作品を鑑賞することが出来、会場に足を運ぶことができない方も含め、多くの方々にとって、魅力溢れる芸術作品の数々を堪能する素晴らしい機会となることでしょう。
11月には、日本で初めてのデフリンピックが東京で開催されます。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機に、大きく進展したインクルーシブなまちづくりをさらに推し進め、手話のできる人材の育成、障がい理解のための教育の充実、デジタルを活用した新しいコミュニケーション技術の普及促進など、多様な取組を進めていきます。
誰もが個性を活かし、いきいきと活躍できる共生社会の実現に向け、共に歩んでいきましょう。皆様の一層の御理解と御協力をお願い申し上げます。
本交流展の御成功により、障がいのある方々の文化・芸術活動への理解が益々深まり、多様な社会参加が更に進むことを祈念いたします。